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紫村昌太郎の室内映画渉猟記 ‐我が部屋こそがグラインドハウス‐

当方名古屋市在住の四十路男子。見るは娯楽映画一筋。いい年こいてのB級趣味。

巨人と玩具

邦画

昭和33年の大映映画

原作・開高健、監督・増村保造、脚本・白坂依志夫

主演・川口浩

製菓会社のワールド、ジャイアンツ、アポロが三つ巴で新製品の宣伝バトル。

ワールドの新人・西(川口)と上司の合田(高松英郎)はカメラマン春川(伊藤雄之助・怪演)の協力で、街でスカウトした少女・京子(野添ひとみ)を広告タレントに仕立て上げ奮戦するが、苛烈な企業間競争は皆をどす黒いエゴと狂気に駆り立てる。

作品は、その様を悲劇ではなく喜劇として描く。シニカルで骨太な社会派エンタとして、現代にも充分通用する力作。

脇役勢も濃い味。