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紫村昌太郎の室内映画渉猟記 ‐我が部屋こそがグラインドハウス‐

当方名古屋市在住の四十路男子。見るは娯楽映画一筋。いい年こいてのB級趣味。

「湾岸最速バトル-スカイライン伝説-」

MONDO・TVで視聴。2009年作品。

主演の大鶴義丹氏が原案と脚本を担当したOV作品で、共同脚本は布川恵一、監督は小美野昌史(「ブラック・エンジェルズ」三部作は面白かった)。

走り屋だったトオル(大鶴)は昔の仲間のジュンジ(宍戸開)、ミチオ(湯江健幸)と再会。40代後半となり、人生の岐路にたった3人の内部で湾岸高速バトルへの思いがくすぶり出す。トオルは廃車寸前だった以前の愛車GT-Rを見つけ出し、オヤジと慕ったエンジニアのシロウ(夏木陽介、好演)とともに修理と改良を重ね、現在の湾岸で"黒い悪魔”と呼ばれるポルシェ997に挑む。

中年男の自己満足な懐古趣味ではない。新たな道を歩むためにこそ過去にケジメをつけ、いい意味での決別をしようとの思いで湾岸レースに挑むトオルたちには瑞々しいまでの闘争心が溢れ、見る側を妙に熱くさせる。トオルとシロウがGTーRのチューニングを重ねる個所に、レース以上に場面を割いているのが特色。その様がまるで女性を愛撫している感じで、官能的。

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