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紫村昌太郎の室内映画渉猟記 ‐我が部屋こそがグラインドハウス‐

当方名古屋市在住の四十路男子。見るは娯楽映画一筋。いい年こいてのB級趣味。

「鉄の爪」

邦画

 デアゴスティーニ社の大映特撮映画DVDコレクションの40号。昭和26年作品。監督・脚本は安達伸生。

 実直な中年男・田代恭助(岡譲二)の裏の顔は、謎の獣人。戦時中、南方でゴリラにかまれた彼はその毒素に侵され、興奮すると獣人化し、凶暴な罪を重ねる。

 残念、凡作である。

 構成と展開、ともに泥臭く、スリラー要素も乏しく、ゲテモノ主題をプラス化出来ていない。

ただし、人間獣の正体を露呈した田代によって夜の街はパニックという終盤の図はアダルティーな調子が出ていたと思う。その件は後のメキシコ製怪奇映画「獣人ゴリラ男」(`56年作品)に与えたのかも。そんな筈ないか?

 

ところで、このデアゴスティーニ社の大映特撮映画DVDコレクション。新規追加が発表されたのはいいが、当初のラインナップから、雄編海洋活劇「鯨神」(昭和37年作品)が発売見送りになったのはどういう理由か?

ひょっとして、反捕鯨団体動物愛護団体から横槍がはいったのか?だとしたら、がっかりだな。

大映特撮映画DVDコレクション全国版(40) 2016年 3/29 号 [雑誌] : 本 : Amazon