読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

紫村昌太郎の室内映画渉猟記 ‐我が部屋こそがグラインドハウス‐

当方名古屋市在住の四十路男子。見るは娯楽映画一筋。いい年こいてのB級趣味。

「地獄の左門十手無頼帖」

 3月某日ケーブルTVで視聴。

 昭和のテレビムービーで、監督は田中徳三。原作は川内康範。脚本は宮川一郎。

南町奉行の与力で“地獄”と呼ばれる神山左門(天地茂)の活躍。左門の上役は、老いたる元刺青判官(片岡千恵蔵)というのが面白い。

老中・荒尾対馬(神田隆)と豪商・丸谷利兵衛(成田三樹夫)の悪行を暴くため、左門は丸谷の罠と知りつつ労役囚人の監視役として伊豆大島に赴く。

ニヒルでクール。一方で人情家の左門のキャラクターがいい。謎の女お由(山口果林)、裏医者風斎(草野大悟)をはじめ、囚人たちのバイタリティーがまたよろしい。

ドラマ構成には幅と深みがあり、チャンバラアクションのみでなく、時代サスペンスとしても見ごたえ上々。

 

地獄の左門十手無頼帖|365日時代劇だけを放送する唯一のチャンネル時代劇専門チャンネル