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紫村昌太郎の室内映画渉猟記 ‐我が部屋こそがグラインドハウス‐

当方名古屋市在住の四十路男子。見るは娯楽映画一筋。いい年こいてのB級趣味。

「軍鶏syamo」

2007年の香港映画

監督 ソイ・チェン

原作・脚本 橋本以蔵

共同脚本でセット・カムイェン

 

両親殺しの罪を犯した成嶋亮(ショーン・ユー)は、送致された少年院で伝説の空手家・黒川健児(フランス・ン)と出会い、肉体の鍛錬に生きる意味を見出す。やがて出所した亮は格闘技大会への出場と王者の打倒に執念を燃やす。

 

健全でなスポーツ精神や犯罪者の更生など欠片もない悪徳の皇帝と狂気の先鋭化があるのみ。

 

亮にとって勝ち抜くことこそ本道であある。

そのためになんだってやる。

ここがダークでビター。そしてクレイジー。

 

見てて胸が悪くなるか?むしろ熱くなる。

力作。

「赤胴鈴之助/鬼面党退治,飛鳥流真空斬り」

昭和32年大映作品

監督・安田公義

子供向け時代活劇のシリーズはどれも平凡な構成でイマイチだったが、これらは比較的マシ。

主人公・金野鈴之助(梅若正二)が老剣豪・大鳥赤心斉(荒木忍)に弟子入りして「真空斬り」を体得する。これはまさに「カメハメ波」。

そういえば少年ジェットのソニックボイス「ウー・ヤー・ター」はもう少し後だったか。

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「釣り刑事7」

月曜名作劇場

監督 皆川智之 

脚本 入江慎吾

元刑事のペンション経営者・鈴木五右衛門(中村梅雀)が現役の香津美(石川梨華)と八重樫(村田雄浩)とともに人気毒舌キャスター・糸魚川橋本じゅん)が何者かに刺殺された事件の真相に迫る。

劇中何かと不審な人物が現れ、そのさまざまな事情や背景が団子状に描出され、ドラマの先を容易に読ませず飽きさせない。

構成力よりもキャラクター造型力の勝利といえる。

釣り刑事7|TBSテレビ:月曜名作劇場

「釣り刑事7」

月曜名作劇場

監督 皆川智之 

脚本 入江慎吾

元刑事のペンション経営者・鈴木五右衛門(中村梅雀)が現役の

土曜ワイド劇場「刑事一徹」

監督 伊藤寿浩

脚本 安井国穂 末安正子

本庁捜査1課の丹下一徹(哀川翔)と音無ほのか(南野陽子)が警察官襲撃、拳銃強奪事件を追う。容疑者(山口翔悟)は逮捕されるが、銃は不明のまま。やがて綿密な役割分担による復讐殺人が浮かび上がる。

あくまでコメディーであることを基盤としながら、スリリングな主題と発想、予測のつかない展開が面白い。

何よりも俳優陣が個性派ぞろいで、役柄の善悪の別なく巧演していて見応えがある。

哀川・南野のコンビは夫婦漫才に似たユーモアがあり好ましい。何かと心配性な一徹に対して、ほのかの返答が笑える。

放送内容|土曜ワイド劇場|テレビ朝日

 

「ユニバーサル・ソルジャー 殺戮の黙示録」

2012年米国作品

監督はジョン・ハイアムズ

目前で妻と娘を殺害され自身も重傷を負ったジョン。退院後に単独で事件の真相を追うが、待ち受けていたのは…

これは単なるSFでなく、大人向けのサスペンス活劇の快作。

重厚なドラマ構成。兵士たちの狂気が炸裂するのをじっくりとらえた姿勢。

圧巻

ガンアクション、カーックラッシュ、ストリートファイトどれも見応え上々。

北野作品にも通ずるスタイリッシュな凄惨美に満ちている。

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「東大を出たけど麻雀に憑かれた男」

平成22年作品

監督・脚本は小沼雄一

実在の東大出身プロ雀士・須田良規氏がモデルの主人公(岡田尚)と雀荘に集う人々のどうしようもない人生の側面を、すくい取るかのように描く。

現代社会の一端のスケッチ集の趣で結構楽しめる。

主人公とホームレスとの交情の件など、繊細さがあってよろしい。